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フーナーテスト(ヒューナーテスト)ってどんなもの?不良やゼロだと妊娠出来ない?

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フーナーテストの内容は?




基本的な不妊治療に必ずと言っていいほど組み込まれているのが『フーナーテスト』です。「ヒューナーテスト」と言われる事もありますが、日本語では『性交後試験』と呼ばれる子宮頸管粘液の検査になります。

不妊治療を本格的に始めるにあたっての基本的な検査で、初診時の子宮頸管粘液検査と大差がないと思っておかれていいでしょう。ただし、初診とは異なり、成功正午に精子が含まれている事を前提に実施されるものです。

費用は医療機関によって異なりますが、安ければ1,000円前後、高くても3,000円まで。しかも、殆どの医療機関では、基本的な不妊治療検査として元々入っているものですから、経済的負担は極めて低いものと思われます。

けれど、その一方で、思いのほか精神的負担が大きい部分も否めないのがこの検査です。正しく知る事で、少しでも良好な結果を得られるようにしたいものです。

「フーナーテスト」とは?

『フーナーテスト』や「ヒューナーテスト」と呼ばれる性交後試験は、男性の精子と女性の体内環境との相性を調べる検査です。どんなに優良な精子でも、相手の体内環境にフィット出来なければ生き延びられませんから、妊娠も成立しません。また、女性がどんなに優良な体内環境を持っていても、男性の精子がそれを好まなければ結果は同じです。

そこで、それを調べるのがフーナーテストですが、こればかりは理屈で判断出来ません。双方の相性や適応能力を見る訳ですから、実際に性交渉し、その後の様子を観察する事で診断します。「性交後試験」とか「性交後検査」と呼ばれるのはそのためです。

という事で、フーナーテストは通常、性交渉後12時間以内の子宮頸管粘液を採取し、400倍視野の顕微鏡で内部の精子の運動率を観察。15匹以上の精子が動いている事を確認出来れば優良と見なされますが、実際には10匹以上の運動精子が見られれば「良好」で、自然妊娠の可能性は十分あると言えるでしょう。

さらに、運動精子が5匹以上でも妊娠出来る可能性は低くありません。ただ、それ以下となると、何らかの問題がある事が考えられ、「不良」と診断されます。



検査結果が「不良」の原因

では、『フーナーテスト』の結果が「不良」と出るのは、どのような原因があるのでしょうか? まず、最も危惧されるのは「抗精子抗体(こうせいしこうたい)」の存在でしょう。

この抗精子抗体というのは、私たち人間が持つ免疫力の一つで、精子を悪影響を与える異物と判断し、排除しようとする働きです。花粉症やぜんそくなどと同じアレルギー疾患なので、体質改善しない限り治らないものですが、その体質改善自体が難しく、時間が掛かります。

ですが、実際には、こうした特殊な抗体を持つ人はそれほど多くありません。フーナーテストで不良と出る場合には、子宮頸管粘液の状態が悪いか、分泌量が不足しているケースが多く見られます。

さらに、女性の体内環境に異常はなくても、男性の精子に問題があれば、フーナーテストの結果が不良を示してしまいます。精子の運動率が悪い「精子無力症(せいしむりょくしょう)」や精子の数が少ない「乏精子症(ぼうせいししょう)」、あるいは、全く精子が存在しない「無精子症(むせいししょう)」などは、間違いなく不妊の要因となる男性疾患なのです。

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フーナーテストの結果が不良だとどうなる?

フーナーテストが与える負担は、肉体的なものより、精神的なものの方がはるかに大きいと言えるでしょう。やはり結果が「不良」と出ると、ショックは大きく、たちまち自然妊娠の希望がないと思い込まれるカップルは少なくありません。

事実、女性の抗精子抗体や男性の乏精子症が明らかになれば、早期に体外受精を検討するのも賢明な策だと言えるでしょう。さらに、男性が無精子症だった場合、妊娠自体を諦めざるを得ません。

ですが、女性の頸管粘液の状況や分泌量も、男性の精子の数や運動率も、ホルモンバランスによって大きく左右されるものです。そのため、肉体疲労や精神的ストレスが溜まっていると、思わしくない結果が出る事も多いのです。

実際問題、フーナーテストは女性の身体が最も妊娠を望む環境を作っている時に行う必要があり、それ以外の時に調べれば、必ずと言っていいほど「不良」と出ます。そして、その適した検査日は排卵期という事で、月に3日あるかないかです。

しかも、性交渉後遅くても12時間以内に検査しなければ、正しい結果は出ません。つまり、受診の前夜遅めか、当日の朝に肉体関係を持つ必要があり、こうしたプレッシャーがストレスとなり、粘液や精子の健康状態を損なう事は大いに考えられるでしょう。

そこで、不良と出た場合には、女性の血液検査を平行して行う事が勧められます。何故なら、それにより、抗精子抗体の存在が明らかに出来る可能性が高いからです。そして、抗体が見られなければ、翌月の排卵期に再度フーナーテストが実施されます。

実はこのフーナーテスト、検査の度に数値が変わるのが当たり前のような検査で、事前に男性の精液検査や女性の子宮頸管粘液検査で異常がなければ、一つの目安にすぎないものなのです。中には、主治医や医療機関が変わったとたんに「良好」になったというケースもあります。

ただし、無駄な検査かと言えば、決してそうではありません。少なくとも、女性の抗精子抗体の存在を知る上では有効的です。また、男性が不妊治療や検査を嫌がっている場合にも、女性だけで男性の精子の状態を確認する事が出来るので、受ける価値は十分あります。

けれど、最初から2人そろって基本的な検査を受け、精子や子宮頸管粘液に異常がなかった場合は、さほど神経質になる必要はないという事です。例え結果が「不良」でも、自然妊娠出来る可能性は十分あります。それを踏まえ、気楽に望む事こそが良い結果を得るコツだと言えるでしょう。



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