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不妊治療にはどんな種類があってどの位の費用が掛かるの?

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不妊治療にはどんな種類があってどの位の費用が掛かるの?

不妊治療は基本的に、「タイミング法」・「人工授精」・体外受精」・「顕微受精」というステップで進んで行きます。つまり、4種類の治療方法があるという事です。

そのうち、タイミング法と人工授精が「一般不妊治療」、体外受精と顕微受精が「高度不妊治療」です。当然、費用も徐々に高くなり、一般不妊治療の間は月々5万円以内で収まる事が大半ですが、高度不妊治療になると、一気に10倍ほどに跳ね上がります。

とは言え、不妊治療のプログラムと費用は、医療機関によって大きく異なります。また、高度不妊治療でも、採卵や受精、移植以外は、数万円で収まるでしょう。

さらに、自治体によっては助成金制度があるところとないところがありますので、人工授精以上の事を考えるのであれば、予めいろいろ調べ、予算案を立てておく事が大切です。

タイミング法の費用

不妊治療で最も安価なのがタイミング法です。予め排卵日を予測し、その前後に出来る限り頑張って性交渉するというもので、医療機関を受診する前に自分たちの手で試す事も出来ます。

当然、自己診療は受診料不要でお手頃価格。最初に基礎体温の測定出来る婦人体温計を購入する必要がありますが、その後は排卵チェッカーだけですので、月々3,000円前後です。

ちなみに、婦人体温計は2,000円も出せば、高感度の電子体温計が購入出来ます。奮発して5,000円も出せば、グラフやメモも記録出来る優秀なパートナーが見付かる事でしょう。

しかし、医療機関での不妊治療は、これにプラスして、超音波でより確実な排卵日を予測してくれます。しかも、不妊治療の超音波検査は健康保険の適用対象で、1ヶ月5,000円以内に収まる人もいると言うではありませんか。

とは言っても、保健が適用されるのは月に1度から3度。それに対し、実際の超音波検査は、生理中から排卵期まで数回行われ、さらに性交渉後にも実施されるため、大半の人は月額1万円以上となります。

加えて、排卵に難ありの場合は、排卵誘発剤をしようする事になり、コストアップです。それも、内服薬で対処出来れば健康保険を使って月々1,000円以内に抑える事が出来ますが、注射となると、こまめに通って打ってもらう必要があり、費用も20倍程度に跳ね上がります。

という事で、タイミング法の1ヶ月あたりの費用は、自己診療の間は3,000円程度ですが、医療機関で正式に受けるとなると、安くても1万円。状況によっては3万円程度になる可能性もあると思っておかれた方が無難でしょう。

人工授精の費用

同じ一般不妊治療でも、人工授精になると、基本的に健康保険の適用外となります。自由診療で、全額自己負担です。

ただし、超音波検査と排卵誘発剤については、タイミング法と同様、一部健康保険が使える事もあります。それでも、それにプラスする形で精子の採取と注入という費用がかかる訳で、それが2万円から3万円ですので、トータルすると5万円以上になる事も珍しくありません。

さらに、より自然に近いプロセスでの妊娠を成立させる方法として、「配偶子卵管移植」という施術があるのですが、これを選択すると、全身麻酔が使われるため、入院が必要になります。しかも、一般不妊治療でありながらも、実際には高度生殖医療と言える技術を要する施術で、費用は体外受精と同じくらいか、それ以上という医療機関が大半です。

しかし、この配偶子卵管移植は、採取したての卵子と精子を混合させ、すぐに卵管内に移植するという性質上、必ずしも受精するとは限っておらず、その動向を確認する事も出来ません。そのため、不妊治療の選択肢の一つとして設定していない医療機関が圧倒的多数でしょう。

体外受精と顕微受精の費用

高度不妊治療の代表格とされる体外受精。今ではクラスに数人は体外受精ベビーがいると言われるほど、高度治療と言いつつ、実際には一般治療に近い施術になっています。

しかし、費用面ではやはり高度医療という感じで、人工授精の10倍程度。何故なら、卵子を取り出す採卵と、受精卵を子宮に入れる移植だけで30万円ほどかかるからです。ただ、一度採卵と精子採取をするだけで、複数個の受精卵が作れ、その後はそれを凍結保存し、移植するのみですので、若干安く抑える事が出来ます。

ところが、気を付けないといけないのが、精子と卵子を受精させる培養と呼ばれる作業にかかる費用です。受精卵1個につきいくらという計算の医療機関と、複数個でいくらという計算の医療機関があり、前者は一見安く見えても実は後者より高くなる事があります。

また、受精卵の凍結保存にも費用がかかり、それも同様に、個別に計算する場合と、まとめて計算する場合があるのです。さらに、凍結した受精卵を移植する場合にも、その施術料として10万円ほどかかるでしょう。

そのため、費用面では医療機関ごとの差が大きく、平均額というのがありません。一般的には、培養料が受精卵1個あたり2万円、4個から5個まとめて5万円から8万円。受精卵の凍結が1個あたり3万円、4個から5個まとめて8万円から10万円と見られますが、複数の医療機関の価格と妊娠率を事前に比較する事も大事になりそうです。

これは顕微受精にも当てはまる事で、特に顕微受精の場合は、受精卵を複数個作っていくらというような計算をされる事は殆どありません。なぜなら、卵子1個1個に1匹ずつ精子を顕微鏡を使って注入するため、受精卵の数だけ手間と技術が必要になるからです。

しかも、卵子1個あたりの受精施術料も高価で、20万円から30万円。複数個作ると100万円を超えることも珍しくないと言われています。

もちろん、それプラス、体外受精と同じだけの採卵と移植に関する施術費用、さらに、受精卵を凍結保存する費用がかかるのです。容易に受けられる治療ではないでしょう。

ただ、顕微受精は特別な高度生殖医療に該当するため、国の助成金が下りるケースも十分考えられます。ですので、そうしたところまでしっかり調べた上で検討される事をお薦めします。

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