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不妊治療のタイミング法ってどんな方法?成功率は?

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不妊治療のタイミング法ってどんな方法?成功率は?

不妊治療の中でも、最も経済的・肉体的負担が少ないのが「タイミング法」です。そのため、検査の結果、可能である事が分かれば、最初の不妊治療としてお薦めされます。妊娠の確率を上げるために、医師にちょこっとサポートしてもらうだけで、基本的には自然妊娠ですから、生まれて来る子供にとっても理想的な療法でしょう。

さらに、このタイミング法は、医療機関を受診せずとも、ある程度まで自分たちだけで試す事が出来ます。もし、それで妊娠成立となれば、不妊治療を受ける必要がなくなるため、比較的若いカップルなら、まずは自力で頑張ってみるのもありです。

因みに、タイミング法による成功率は、医師のサポートを受けて25%から30%、医師のサポートなしでも15%から20%と、大差があると言えばありますが、大差がないとも言える状況です。大事な事は、やはり自分たちの体は自分たちでしっかり管理する事にあって、女性は毎日きちんと基礎体温を付ける。男性は、なるべく禁酒禁煙に勤しんだ上で導入すると、効果が増すものと思われます。

「タイミング法」とは?

「タイミング法」とはその名の通り、最も妊娠の確率が高いと思われるタイミングを見計らって性交渉をする方法。速い話、女性の生理周期に合わせ、排卵日に頑張りましょうというものです。

医療機関で不妊治療を受ける場合、夫婦それぞれの生殖器官に妊娠を妨げるような主立った障害がなく、女性の排卵と男性の精液正常が確認出来た場合に勧められます。女性が毎日基礎体温を測定し、大まかな排卵日を予測。その日が近付くと、尿検査でLHこと「黄体化ホルモン」の分泌量を測ったり、超音波検査で卵胞の成長具合を見ながら、最適な性交渉日を定めます。

因みに、卵巣の中の卵胞は、排卵予定の卵子を育成する場合、取り敢えず直径12ミリ程度にまで膨らみ、その後は1日2ミリくらいずつ大きくなります。そして、直径が20ミリを超えたところで破裂し、卵子が飛び出すのが一般的で、これが「排卵」です。

ただし、排卵するには「黄体形成ホルモン」とも呼ばれる黄体化ホルモンが多量に分泌されなければなりません。そこで、排卵直前になると、「LHサージ」と呼ばれる黄体化ホルモンの上昇が発生します。すると、その状況が尿に繁栄され、尿中のLH値が高くなる訳です。

そして、いよいよ排卵直前となると、膣からは、透明でのびのいい織物が多量に分泌され始めます。これにより、精子の円滑な新入がサポート出来る訳で、これも大きな排卵日の目安となると言えるでしょう。

つまり、医師のサポートを受けるのと受けないのとの最大の違いは、超音波で卵胞の成長具合を確認出来るか出来ないか、この点だけです。後は尿検査も医療機関で受けられるという利点はありますが、基礎体温の測定や織物チェックによる排卵日の予測は、かなりの高確率で自分たちでも出来るのです。

自分たちでもタイミング療法は出来る

実際問題、超音波のように、体内の様子を確認するという事は、自分たちでは出来ません。なので、この点に拘るのであれば、最初から不妊治療を受ける必要があります。

けれど、LHの分泌量を測定する尿検査は容易に出来ます。何故なら、「排卵検査薬」や「排卵チェッカー」なるものが市販されているからです。

元々排卵検査薬は、排卵日直前になると上昇する尿中のLH値を察知する事で排卵日を定めるというもので、基礎体温表と併用すると効果が増すと言われています。実は、医療機関でも、タイミング法導入に際し、成功率を上げるための秘密兵器としてお薦めする事もあるくらいなのです。

ただし、排卵検査薬を頼りにする場合は、ケチってはいけません。よく、排卵検査薬は次の生理予定日の17日前から3日ほど使うようにと言われますが、それではタイミングを逸してしまう確率も低くないでしょう。

何と言っても女性の体はデリケートで、特に強くベビ待ちしている場合、それが精神的ストレスとなり、排卵が早まったり、遅れる事がよくあります。ですので、排卵チェッカーは、出来れば生理が終わった翌日から陽性反応が出るまで、毎日使う事がポイントです。

だけど、それではコストが掛かりすぎると言われそうですが、その点は大丈夫。日本で市販されている排卵チェッカーには、一般的に知られる尿で調べるもののほか、唾液で調べるものもあって、前者は使い捨てですが、後者は使い捨てではありません。一度購入すると、繰り返し何度でも使えるのです。

唾液で調べるLH値

医療機関でタイミング療法を受ける場合、尿検査をするのは体内のLH値を測定するためにほかなりません。しかし、このLH反応は、尿だけでなく、唾液や頸管粘液にも現れるのです。

というのも、LH上昇期の粘液は塩分濃度が非常に高く、乾燥すると塩の結晶となって定着するからです。その形状はシダの花によく似ているところから「シダ状結晶」と呼ばれていて、素人でも顕微鏡で見ればよく分かるでしょう。

そこで、専用のガラス板の上に唾液を垂らし、乾かしてから付属の顕微鏡で見て、LH値が高い事を確認するのが唾液で調べる排卵チェッカー。その多くは1セット3,000円から4,000円くらいで、尿で調べる排卵検査薬とほぼ同額です。

しかし、唾液で調べる排卵チェッカーなら、電池交換する事で繰り返し使え、毎日でも使用する事が容易になるのです。むしろ、最初のうちは、しっかりとシダ状形成が出来ている状態がどのようなものかを知る上でも、毎日観察して、その経過を記録する事が大事になるでしょう。

そして、より確実性と確率を上げるという点では、推奨される次回生理予定日の日前から数日間、尿で調べる排卵検査薬を併用するのがお勧めです。特にこの時期は、朝晩調べる事でより一層排卵のタイミングがつかみやすくなりますので、忙しい朝は尿で、ゆっくり出来る夜は唾液でと、1日2回の検査が功を奏する事も多いという事を知っておいていただければと思います。

タイミング療法で妊娠出来る確率はどのくらい?

先にも書いた通り、医療機関で指導を受けても受けなくても、タイミング法で妊娠出来る確立は20%から30%程度です。ただし、半年続ければ、その確立は6倍になり、1年続ければ10倍を超える訳です。もちろん、現実にはこんな単純計算は成り立ちませんが、それでも、半年以内に妊娠出来る確立は60%、1年以内に妊娠出来る確立は90%と言われています。

ですから、1年タイミング法を継続しても妊娠出来なければ、何らかの異常があるケースも多く、自然妊娠自体が難しい状況下も知れません。となると、最初からタイミング法で頑張ろうと思った事が、誤った選択肢だった事になります。

それを考えると、取り敢えずは一度医療機関で検査を受けるというのは賢い策と言えるでしょう。そして、自然妊娠が可能である事を確認した上で、自力で頑張ってみるか、医師の指導を受けるかを考えられてもいいのではないかと思います。

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