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人工授精で妊娠できる確率はどのくらい?体質や年齢別で解説!

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人工授精で妊娠できる確率はどのくらい?体質や年齢別で解説!

『人工授精』と聞くと、精子と卵子を取り出し、容器の中で受精させたり、針で卵子に精子を注入する口径を思い浮かべられる方が多いようです。でも、これらは「体外受精」と呼ばれる高度不妊治療で、一般不妊治療に含まれる人工授精ではありません。

人工授精というのは、男性から採取した精子を女性の子宮内に注射器のような器具を使っていれるもので、実際に受精し、妊娠するかどうかは分からないのです。

もちろん、少しでも着床率が上がるように、万全の体制で実施し、術後のケアも行われますが、それでも、決して高いと言えないのが人工授精の妊娠率。特に、女性の年齢が高くなれば高くなるほど成功率が下がる部分は否めないでしょう。

また、男性の加齢による精子老化が妊娠率を下げる可能性も大いにあります。ただ、勃起不全や精子の運動率が低いなど、自然妊娠や性交渉自体が難しい状態にあっても赤ちゃんを授かれるチャンスを得られるのは確かです。

人工授精の成功率は?

不妊治療を受けるカップルの最大の特徴は、元々妊娠しにくい体質であるという事です。ただ、この当たり前の特徴は、必ずしも女性が持っているとは限っていません。男性が不妊症である可能性も高く、その場合に人工授精は効力を発揮します。

特に、生殖器官の機能不全や心身のストレスによる勃起不全があると、性交渉自体が難しい訳ですが、それでも、人工授精なら妊娠出来る訳です。また、精子の数が少ない、あるいは、質が悪いという場合でも、運動率のいい精子を選抜し、精液を濃縮させる事で妊娠の確率は高まります。

実際、単に性交渉するタイミングが合わないまま今日まで来てしまった夫婦の場合、不妊治療の開始とともにご懐妊となる事は珍しくありません。毎日きちんと基礎体温を測定し、超音波で卵胞の様子をチェックしながら、より確実な排卵日を予測して性交渉する事で難なく妊娠出来るという訳です。

けれど、本格的な不妊治療を要する夫婦やカップルになると、1回のタイミング法で妊娠出来る確率は3%から5%。つまり、100組のうち、わずか3組から5組という事で、驚くほど低い数字です。

それが人工授精になると10%と、一気に2倍に跳ね上がるのです。やはり選択する価値は十分あると言えるでしょう。

加齢とともに人工授精の成功率は下がる

人工授精は、比較的手軽に受けられる不妊術「一般不妊治療」の中では、最もハイレベルな施術になります。そのため、人工授精による妊娠成功率80%を誇る医療機関も少なくありません。

ただし、これは4回以上人工授精を試みた人のトータルで、かつ、40歳未満の女性で見た数字です。40歳以上の女性になると、その確率は10%と激減し、6回以上受けても15%から20%という現実があるのです。

つまり、人工授精は若ければ若いほど優位という事は明らかな訳ですが、ならば、女性が若ければいいのかと言うと、必ずしもその限りではありません。むしろ、男性不妊に高い効果を発揮するとも言える人工授精においては、男性の年齢も重要だと言えるでしょう。

というのも、女性の卵子と同様に、男性の精子も老化して行くからです。ある実験結果では、30代に比べ、50代男性の精子運動率は3割程度も低く、さらに、奇形精子の数が1割程度も増える事が発覚しました。また、精液自体の量も2割前後減少するため、明らかに妊娠し辛くなると言えるでしょう。

そこで、通常の性交渉で十分自然妊娠出来るだけの能力を持つ第三者の精子を使用する「非配偶者間人工授精」では、通常の配偶者間人工授精に比べ、妊娠率が高いという報告もあります。

しかも、男性の精子老化はある一定の時期から徐々に進み、その一定の時期を早い人なら30代半ばで迎えると言われています。特に心身のストレスや疲労の強い人は要注意。精子老化が始まる時期も早ければ、進行速度も速く、人工授精の成功率を下げる確率は上がります。

人工授精を成功させるために出来る事は?

先述の通り、本格的に不妊治療を受ける人たちの大半が、元々妊娠しにくい体質です。ただし、その体質を男女のどちらが持っているかで人工授精の成功率は大きく変わります。

もし男性が不妊体質なら、人工授精により妊娠出来る確率は間違いなく上がるでしょう。けれど、女性が妊娠しにくい体質の場合は、性交渉を伴うタイミング法でも、性交渉を伴わない人工授精でも、それほどの大差はないと見られます。

なぜなら、性交渉直後の環境を造り、その後は自然妊娠と全く同じプロセスで受精から着床まで進むのが人工授精だからです。つまり、元々冷え性やストレス、栄養バランスの悪さ等の問題を抱えていれば、どんなに良質な精子を注入しても着床し辛く、妊娠成立にいたりません。

そこで、出来る限り日々の生活を見直し、妊娠しやすい体質作りをする事が大切になります。まず、体を冷やさないように十分気を付け、バランスの良い食生活とたっぷりの睡眠を徹底する事。また、男性も、少しでも良質な精子を沢山作るべく、禁酒禁煙に努め、出来る限り心身の疲労を蓄積しないように、やはり睡眠だけはしっかり取りたいものです。

ちなみに、精子は生ものですから、鮮度が命です。自宅で採取する事も出来ますが、やはり施術直前に医療機関で準備する方が人工授精の成功率を上げられるものと思われます。

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