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女性が妊娠しやすい日としにくい日って?ベビ待ちに適切な周期とは

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女性が妊娠しやすい日としにくい日って?ベビ待ちに適切な周期とは

子供たちへの性教育で叩き込まれるのが、男女が性交渉をすれば妊娠するという事です。しかし、現実はそうではありません。もし本当に性交渉するだけで妊娠するのなら、不妊で悩むカップルなどいなくなるはずでしょう。

ところが、結婚して何年もたち、数えきれないほど性交渉をしていても、未だ子だからに恵まれないという人たちは大勢言います。そして、その要因の一つに、「タイミングが悪い」という事が上げられるのです。

そう、いくら性交渉をしても女性が妊娠する日は限られていて、月に数日。1年間でも僅か40日あるかないかです。

ですから、その日さえ避けられれば、妊娠も避けられる事になります。俗に言う、「危険日」・「安全日」です。けれど、ベビ待ちする人たちにとっては、その数少ないチャンスを逃さないようにする事が大切になるでしょう。

妊娠には卵子が必要

ここで小学校の理科の時間を思い出してみましょう。高学年で植物の子孫繁栄についてお勉強しました。

花や木は、雄しべが雌しべに花粉を振りかける「受粉」と呼ばれる行為によって命を繋いで行くんでしたね? つまり、植物にとって雄しべと雌しべは、自分たちの遺伝子を未来へ受け継がせる生殖細胞です。

そして、動物もまた、同じように生殖細胞を持っています。それが、男性の「精子」と女性の「卵子」です。従って、精子と卵子がなければ生命の誕生はない訳です。

という事で、男性の体内では、日々精子が作り続けられています。その数なんと、1日に約1億匹。心臓が鼓動を打つ度に1000匹近い精子が製造され、いつでも一度に数万匹まとめて放出出来る状態を整えています。

ところが、女性の卵子はそうは行きません。困った事に、すでに体内での卵子製造は終了していて、消費するのみの状態にあります。そのため、月に1度程度放出されるだけです。

しかも、排卵された卵子の寿命は72時間程度と実に短命で、その間に精子と出会い、結合出来なければ妊娠出来ないのです。つまり、チャンスはごく限られているという事です。

排卵とは?

ではでは、女性の卵子はいつごろまで作られていたのでしょうか? 実は驚くべき事に、胎児の時に全て製造してしまっているのです。そこで、生まれて来た後は、消費するのみという状態です。

それでも、神様が女の子に与える卵子の数は500万個から700万個と言われていて、1日300個ずつ放出しても40年は持ちます。実際に妊娠から出産、育児が出来るのは20歳前後から50歳くらいまでである事を考えると、十分な数だと言えるでしょう。

ところが、流石に胎児の体内にある卵子がすぐに受精して次の命の源となれる訳ではありません。胎児の卵子は小さな小さな粒で、卵胞という袋に一つずつ丁寧に包まれています。

ですから、栄養を与えて育てて上げないといけないのですが、何しろお母さんのおなかの中にいる赤ちゃんは、まず自分がしっかり育つ事を考える必要があります。そうなると、全ての卵胞に栄養を与えて育てる事は難しいらしく、オギャーと生まれて来るころには、約3分の1程度にまで減少してしまっているのです。

そのため、生まれたばかりの赤ちゃんが持つ卵子の数は200万個程度。しかも、その後も自らを大人へと成長させるために卵子は犠牲にされ、成人になるころには10分の1程度しか残されていないと言います。そうなると、毎日300個もの卵子を使う事が出来ないのです。

という事で、女性の体内では月に一度、卵巣の一角に広がる卵胞畑の中から300個ほどの卵胞が選抜され、中身の卵子を「卵胞刺激ホルモン」と呼ばれるホルモンで刺激し、大きくする事が試みられます。卵胞刺激ホルモンは通称“FSH”と呼ばれ、脳の下垂体で生成されては卵巣に送り込まれるものです。

ただし、300個もの卵胞があれば、良質なものもあれば、そうでないものもあります。同じようにFSHの刺激を受けても、成熟出来る卵子もいれば、成熟出来ず、最終的には死滅してしまう卵子もいる訳です。

そうして、最終的に最も大きく成長した卵子だけが、命の源となるべく、卵胞をぶち破り、飛び出します。それが『排卵』です。

排卵日イコール妊娠出来る日

という事で、排卵直後から卵子の寿命が尽きる約3日間が、女性にとっては妊娠しやすい日という事になります。というより、妊娠出来る日なのです。それ以外の日は、妊娠しにくいのではなく、妊娠出来ない日と言っていいでしょう。

ならば、その日が分かるのかと言えば、おおよその予測は出来ます。何故なら、女性の生理周期は、排卵から受精卵の着床までを司るものだからです。

その証拠に、妊娠すれば生理は止まります。けれど、妊娠しなければ、再び生理はやって来ます。なぜなら、再度次回のチャンスに向けて準備しなければならないからです。

ではでは、どのような準備をするのかと言うと、まず最初に女性ホルモンの代表格である「卵胞ホルモン」、通称“エストロゲン”を多量に分泌し、約2週間かけて、新しい子宮内膜を作ります。さらに、その一方で、卵胞刺激ホルモンが分泌され、次なる卵子の成長を促すのです。

すると、子宮内膜の準備が整ったころ、運命の卵子が成熟し、排卵されます。この卵巣が排卵を確定した日から排卵までが「排卵期」。約3日程度あります。

そして、排卵の終わった卵胞は黄体という新たな内分泌組織に変化し、さらに気合いを入れた妊娠準備に突入。通称“プロゲステロン”と呼ばれる「黄体ホルモン」を分泌し、予め用意された子宮内膜をさらに分厚くするなどの受精卵が着床しやすい環境作りに勤しむのです。

その一方で卵子は、精子と出会いを果たし、うまく結合出来れば、その期待に応えるかのように受精卵となって子宮を目指します。通常、受精卵が作られてから100時間程度で子宮に到着するため、多くの場合、排卵日から1週間以内には着床出来る事でしょう。

ですが、小さな小さな命の源の旅路です。多少遅れる事もあるかも知れないという事で、妊娠を期待する身体は、さらに1週間の猶予を持って様子を見ます。

それでも受精卵が子宮に到着しなければ、今回はうまく卵子と精子が出会えなかったか、出会えても、受精卵が作られるところまでは行かず、妊娠はないものと判断する訳です。

そこで、一度子宮内膜を全部剥がして排泄し、新たな子宮内膜作りと卵胞刺激ホルモンの分泌を開始します。そう、この時排泄される子宮内膜が生理の経血で、生理が始まると同時に、次なる妊娠の準備は始まっているのです。

という事で、女性の生理周期は「卵胞期」・「排卵期」・「黄体期」から成り立ち、生理中は卵胞期前半という事になります。また、排卵期の最終日が排卵日という事で、その日から卵子の寿命が尽きるまでの約3日間が妊娠出来る日です。

その計算については、個人差はあるものの、生理周期が25日から38日という正常な範囲であれば、次の生理開始予定日から14日引く事で定められます。なぜなら、黄体期は先のような考え方により、約2週間となっているからです。

つまり、生理周期の長さの違いというのは、前半の卵胞期の長さの違いによるもので、生理周期が25日の人は卵胞期が8日ほどと短く、生理周期が38日の人はその倍以上もある訳です。とは言え、生理不順や無月経の状態では、この計算は成り立ちません。

特に未成年の間はまだホルモンのバランスも不安定で、生理周期も不安定です。そうなると、いつ排卵してもおかしくないという事で、不意な妊娠を防ぐためにはやはり、確実に避妊をする事は絶対でしょう。

けれど、生理不順の状態で妊娠を望むのであれば、逆にこまめに性交渉するのも大切です。そして、そんな中で心身の状態を整え、生理周期を安定させ、より確実に絶好のタイミングでの性交渉が出来るようにして行きたいものです。

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