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妊娠検査薬のタイミングと精度は?フライングって何?

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妊娠検査薬のタイミングと精度について

妊娠検査薬では妊娠していないはずだったのに、実際には妊娠していたという事がよくあります。また、その逆のパターンも多く、なぜ、こんなトラブルが絶えないのでしょうか?

その答えはいたって簡単で、妊娠検査薬の使い方を誤ったため。それも、使うタイミングを誤ったためというのがほぼ99パーセントであると言っても過言ではないでしょう。速い話、消費者側のミスという事です。

しかし、日本で市販されている検査薬は、正しく使えば、ほぼ99%正確に妊娠しているかどうかが判明するという優れもの。やはり鍵を握るのは、いつ、どのように使うかという事になります。

妊娠検査薬の仕組み

妊娠検査薬の正しい使い方を知るには、まず最初に、妊娠検査薬の仕組みを知る事が大事でしょう。でも、そのさらに前に、改めて妊娠初期のママの体の変化を見ておきましょう。

全ての妊娠は排卵から始まります。卵巣の中にある卵胞で育てられた卵子が飛び出して卵管に入り、そこで精子と出会って受精卵となるのです。

そして、その受精卵が子宮に到着し、子宮内膜に着床したところで妊娠成立となる訳ですが、それまでには、卵子を排出した後の卵胞が「黄体」と呼ばれる内分泌器官に変身し、「プロゲステロン」という黄体ホルモンを分泌しています。このプロゲステロンのお仕事は、受精卵が子宮に到着した時に快適な子宮内膜を作っておく事と、胎盤を作る事です。

胎盤は、子宮内の赤ちゃんがお母さんの体から栄養を受け取る大事なパイプ。これがなければ生命維持出来ません。

という事で、受精卵が着床すると同時に、胎盤は突貫工事で作られます。当然、それには多量のプロゲステロンが必要になる訳です。

そこで子宮は、このプロゲステロンの分泌を促す新たなホルモンを分泌します。それが『ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン』。英語のhuman Chorionic Gonadotropinを略して“HCG”と呼ばれるホルモンです。

HCGは受精卵が出来て初めて胎盤の原材料となる絨毛と呼ばれる組織で生成され、分泌されます。すると、それが尿に混じるようになる訳です。

ならば、尿中のHCGを感知する事で妊娠している事を察知しようというのが市販の妊娠検査薬の仕組み。実に単純に見えますが、尿中のHCGによって妊娠しているかどうかを見分ける方法は、医療機関でも使われる信頼度の高い手法です。

フライング検査はフライングを招く可能性大

妊娠検査薬による検査は、尿中にHCGが混じって初めて「陽性反応」を示します。妊娠発覚です。

そこで、排卵直後に検査薬で調べても反応は一切出ません。たとえ受精卵が出来たとしてもまだまだで、その受精卵が子宮に到着し、着床してようやく少しずつ反応が現れるようになるものなのです。

とは言っても、一般的な妊娠検査薬は、尿中に一定量以上のHCGが含有されるようにならないと陽性反応は示しません。その最低数値は50miu/mlで、通常、ここまで高濃度のHCG入り尿が出るようになるまでには、着床から約2週間ほど掛かります。

ただ、最近は、HCG濃度が20miu/mlからでも反応する検査薬が売られています。「フライング」と呼ばれる妊娠検査薬で、これなら、早ければ排卵後から約10日、次の生理予定日の4日程度前から調べる事が出来るというのです。

けれど、やはり確実性に欠ける部分は否めず、2週間程度空けて再検査すると陰性反応が出る事も珍しくありません。しかも、この場合、最初から妊娠していなかったとは限らず、一旦妊娠はしたものの、最終的には受精卵が着床し切れずに流産してしまったケースも考えられるのです。

また、フライング検査で陰性でも、改めて検査すると陽性になる事もよくあります。そうなると、胎児の脳が形成される妊娠超初期の最も大事な時に油断し、飲酒や喫煙をしてしまう事になりかねません。そう、フライング検査はフライングを招き、様々なトラブルを引き起こす危険性が高いのです。

妊娠検査薬は妊娠5週目以降に使いましょう

初めて妊娠検査薬を使用するタイミングとしては、受精卵が着床し、落ち着いて、HCGが活発に分泌し始める妊娠5週目以降、妊娠6週目までが理想です。妊娠5週目と聞くと、そんなに待つのかとうんざりされる方も多いかも知れませんが、妊娠の週数というのは、受精卵が出来た時からではなく、通常の生理周期が始まる時から数えます。

つまり、生理開始日が妊娠0週目の初日という事になり、妊娠2週目の終わりころから3週目に排卵日、妊娠3週目の終わりころから4週目に着床を迎える人が圧倒的多数なのです。そのため、妊娠してもしなくても、生理のある女性なら、誰もが妊娠4週目くらいまでは迎えている事になるでしょう。それも、毎月毎月です。

という事で、この時点ではまだHCGの分泌量は微量で、妊娠検査薬で調べても反応は出ません。やはり本当に妊娠した人だけが迎えられる妊娠5週目になって、ようやく母胎が確立されて行きます。それに伴い、妊娠検査薬も感知しやすくなるという訳です。

ただし、妊娠8週目に入ると、HCGの分泌量はより一層増え、誤反応を招く要因となります。また、正常な生理周期は25日から38日と非常に幅があり、28日以内の人なら、この妊娠5週目イコール検査薬での判定が可能という理屈が成り立ちますが、それより生理周期の長い人になるとずれが生じます。

そこで、最も確実に結果が出る時期という事で、次の生理予定日から7日目くらいに使用する事が推奨されている訳です。速い話、着床してからほぼ2週間後という事で、確かにこれなら、かなりの高確率で十分なHCGが分泌されているはずです。

そして、これは排卵日から約3週間という事になります。ですので、生理不順の人などは、性交渉した日から3週間以上空けて調べられるといいでしょう。

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