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本格的なベビ待ち~不妊治療の流れについて 一般的な流れとは

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本格的なベビ待ち~不妊治療の流れについて 一般的な流れとは

子供が欲しい、あるいは、いつ、子供が出来てもいいという前提のもとで性交渉を繰り返し、1年程度たっても妊娠しない場合は、一度医療機関を受診し、不妊のリスクがあるのか、ないのか? そのリスクは高いのか、低いのか? を明確にする事が推奨されています。

確かに、女性が30歳を過ぎている場合には、不妊のリスクだけでなく、流産のリスクもどんどん高まる一方であるため、本気でベビ待ちするのであれば、最初に思い切って検査を受けるのもありでしょう。そして、不妊のリスクがあるとなれば、その程度に関わらず、治療をスタートさせるのが賢明です。

当然、少しでも症状が軽い事と若い事は、自然妊娠を望む上ではもちろん、人工的な施術を施す上でも優位になります。さらに、長期間にわたる不妊治療は、心身への負担も大きく、一度中断したり、中止される方も少なくありません。となると、そうした時間のロスを考えても、ベビ待ち開始が30代半ばであれば、真剣に検討してみるべき手段でしょう。

ステップ1、検査を受ける

それでは、一般的な不妊治療の施術と流れを見て行きましょう。

赤ちゃんは夫婦が共同作業で作るものです。そのため、どちらか一方の生殖器官や生殖機能に異常があると妊娠は出来ません。

ですが、男性側に問題があるのか、女性側に問題があるのかは調べて見なければ分からず、双方に異常が見られる事も多いのが現実です。そのため、不妊治療を受けるのは女性だというイメージが強いかも知れませんが、実際には、男性のみが通院しておられるケースも少なくないのです。

という事で、まずは2人揃って検査を受ける事になります。ただ、男性の場合は、取り敢えず精液を採取し、その要領と精子量、精子が元気で活発に運動しているかどうか、奇形児が混じっていないかを調べるだけなので、殆ど手間は掛かりません。1週間ほど貯め込んだ後、マスターベーションで射精するだけです。

それに対し、女性側は、血液検査でホルモンバランス等を調べると同時に、超音波やX線を使い、子宮や卵巣・卵管といった生殖器官の検診が行われます。当然、こうした検査自体に時間が掛かる上、生理周期を見て検診するため、初診から数週間待たなければならない時もあります。

とは言っても、男性の場合でも、感染症や泌尿器系の疾患等が見付かった場合には、さらにそちら方面の詳細な検査が行われ、治療が勧められます。もちろん、女性側も、子宮内膜炎や子宮筋腫などの婦人科系疾患が発見されれば、その治療が優先という事になり、その後に再び本格的な不妊治療を行うかどうかが検討される事になるでしょう。

ステップ2、男性不妊を改善する

実際問題、女性に異常がなく、男性に異常が見られた場合には、それを完治させる事で自然妊娠が可能になります。しかも、男性側の異常は、女性とは異なり、ある程度限られていて、特定しやすく、対処しやすいという特徴を持っています。

中でも、意外と多いのが射精障害。実は、自分では楽しく正しく性交渉しているつもりでも、誤った姿勢やタイミングを取っている男性は多く、それが定着すると、妊娠出来る性交渉が出来なくなってしまうのです。

そこで、器具を使い、正しい射精が出来るように訓練します。ただ、10年以上も継続して来たスタイルを矯正するというのは思いのほか大変で、一筋縄では行かない人が圧倒的多数。簡単に見えて、当人の心身の負担は小さくないようですが、改善出来れば不妊症脱出です。

さらに、勃起不全や射精障害のような性機能には全く問題がなく、単にお酒の飲み過ぎ、タバコの吸いすぎで精子が弱っているケースも少なくありません。ですので、その場合は、日常生活の見直しが強制されます。性交渉の姿勢矯正以上に精神的負担が大きい男性も少なくないようですが、これが最も健全な不妊治療だと言えるでしょう。

けれど、その一方で、そうした日々の生活に関係なく、精液の量が少ない、精子が虚弱体質であると言った場合には、漢方薬やビタミン剤が用いられる事もありますし、重度になれば、手術が必要になる事もあります。しかし、いずれの治療も長い目で見れば、男性にとって決して悪いものではありません。むしろ、健康体を取り戻せるチャンスを得られると喜び、積極的に検査や治療を受けるべきです。

ステップ3、自然妊娠を目指す

ではでは、女性側に問題がある場合は、自然妊娠は難しいのかと言うと、決してそんな事はありません。例え女性側に異常があったとしても、なるべく自然妊娠を促す方法でスタートするのが一般的です。まずは排卵日をきちんと特定し、性交渉をして妊娠にまで持ち込む「タイミング法」、これを数回試す医師が圧倒的多数でしょう。

タイミング法とは、その名の通り、タイミングを見計らって性交渉する方法。専門医が改めて基礎体温を測り、尿中の黄体化ホルモン状態も測定した上で排卵日を定め、その直前に性交渉して精子を送り込みます。すると、排卵されたばかりの元気な卵子と出会う事が出来、授精する確率は大幅に上がるというもので、この方法で妊娠すれば、肉体的負担も経済的負担も極めて軽くすみます。

ただ、排卵が行われなければ意味を持たないため、排卵しにくい事が明らかな場合には、予め「排卵誘発剤」と呼ばれる薬を使って卵巣を刺激し、女性の体内環境を整えます。その上で、排卵日を定め、性交渉を進めるというもので、タイミング法で半年以上効果が出ない場合、次のステップとして用いられるのが一般的です。

排卵誘発剤の使用は、薬物療法とは言え、妊娠自体は、極めて自然に近いものだと言えるでしょう。しかし、さほど経済的負担は大きくないものの、やはり薬を使うという事で、肉体的負担、さらに、結果が出ない事による精神的負担はかなり大きくなります。そのため、不妊治療が辛いというイメージに繋がるものと思われます。

ステップ4、人工授精と体外受精

不妊治療の中でも最もオーソドックスなのが排卵誘発剤の使用です。ただし、これには副作用のリスクも伴い、中々結果が出なければ、夫婦げんかになる事も少なくありません。

ですが、元々排卵しにくい事が明らかな卵巣機能不全や多嚢胞性卵巣症候群の場合には、0か100かという選択肢となり、妊娠が成立するまで、1年でも2年でも継続されます。何故なら、その次のステップとなる人工授精や体外受精は、肉体的負担は軽いものの、経済的負担が大きい上、妊娠の確率も、決して高いとは言えないからです。

ですが、先のような排卵障害が明確になっていないケースにおいては、タイミング法と同様、半年ほど続けた後、人工授精や体外受精に進むケースも少なくありません。ただし、人工時勢と体外受精は全く異なるもので、前者は射精後の環境を体内で作るもの。ほんの少し人の手を加えるだけで、ほぼ9割方、自然妊娠と同じ歩みとなります。

というのも、人工授精は、男性から採取した元気な精子を女性の膣に注入するもので、施術と言っても注射一本。ほんの数分で終わり、すぐに通常の仕事や日常生活が送れます。

それに対し、体外受精というのは、女性の卵子も採取し、体外で受精させた受精卵を子宮内に入れるものです。この方法は、妊娠の確率はさほど高くありませんが、多くの不妊症に使う事が出来るため、本気でベビ待ちする人の中には、最初から希望する人も少なくありません。

実際、加齢と共に自然妊娠の確率は下がり、仮に妊娠出来たとしても流産の確率は上がる訳ですから、女性が30代後半の場合には、いきなり人工授精というのも一つの賢明な策だとは言えるでしょう。さらに、体外受精の基本スタイルは、あくまでも精子と卵子を放置し、自然に受精卵を作るのを見守る形ですが、精子が弱く、卵子の殻をぶち破る力のない場合には、直接針で注入する事も出来ます。この方法を「顕微授精」と呼び、最後の不妊治療だと言われています。

ですが、やはり人工授精になると経済的負担が大きく、顕微授精にいたっては、何十万も掛かります。そのため、誰もが出来るものではありません。そういう事も踏まえ、不妊治療を受けるのであれば、なるべく自然妊娠が容易な間にと言われる訳です。

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