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流産後の無排卵月経は要注意?正しい周期に戻す対策とは

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流産後の無排卵月経は要注意?正しい周期に戻す対策とは




よく、流産すると妊娠しやすくなると言われます。これは、子宮の中が一度完全にリセットされるからに他なりません。

けれど、その一方で、流産すると無排卵月経になるという人も大勢います。無排卵月経イコール不妊ですから、妊娠しやすいどころか、妊娠しにくいという事です。

前者の意見は、是非とも信じたいところですが、後者はいささか、いえ、かなり気になります。なるべくなら信じたくない話でしょう。

そこで今回は、その辺りを探ってみたいと思います。果たして、流産すると本当に無排卵状態に陥ってしまうのか? もしそうだとしたら、その理由は何か? 回避策はあるのか?

流産すると無排卵になるってほんと? その根拠は?

流産で負った心の傷は深く、1ヶ月近くなっても、まだまだ癒えない人は少なくありません。けれど、そんな中、再び生理はやって来ます。

生理があるという事は、また赤ちゃんが出来るという事。思わず万歳三唱してしまいそうですが、多くの方は無排卵月経で、まだまだ妊娠出来る状態ではないというのが現実なのです。

そう、流産すると無排卵になりやすいというのは本当の話です。実に残念ですが、嘘だと思うのなら、基礎体温を測定してみて下さい。

流産直後から基礎体温を測定している人であれば一目瞭然、高温期のまま生理が始まるという信じられない現象が起こっているはずです。特に妊娠前までは生理周期が安定し、基礎体温も綺麗に二層に分かれていた人にとっては、再び顔面パンチを食らったような衝撃でしょう。

ですが、冷静に考えてみて下さい。世の中には、生理があっても排卵していないいわゆる「無排卵月経」で不妊治療を受けている人は大勢います。排卵していないのに生理だけは来るというのは、決して珍しい事ではないのです。

ならば、無排卵月経の原因は何かと言うと、大きく分けて2つ、卵巣機能低下もしくは、ホルモンバランスの乱れです。そして、流産後は後者のケースが圧倒的多数だと見られます。

何しろ、突然妊娠が中止になり、胎児を育てる気満々だった脳は、そうおいそれと切り替えられません。しばらくは胎児の発育に必要不可欠な黄体ホルモン「プロゲステロン」の分泌を促し続けます。正に頭を切り替えられない状態です。

けれど、その一方で、空っぽになってしまった子宮内に再び子宮内膜を形成しなければならないという意識は芽生えます。そこで、卵胞ホルモン「エストロゲン」もまた過剰に分泌せねばという事で、ある意味、脳はパニックになっている訳です。

その状態で卵胞を順調に育て、排卵させるのは大変な事。そこまで手が回らないというのが現実です。

とは言え、取り敢えず新しく子宮内膜は作りました。ちょうどそのころ、ようやく現実を悟った脳は完全に諦め、プロゲステロンの分泌を抑えます。すると、子宮内膜が剥がされ、経血となって排泄されるという生理が起こる訳です。

ただし、それは排卵期のない状態での生理ですから、周期は安定しません。基本的には流産後1ヶ月前後で最初の生理が来ると言われていますが、中には術後僅か2週間で来る人もいれば、2ヶ月以上来ない人もいます。



最大の敵はストレス

流産後は多くの女性が無排卵月経を経験します。しかし、そもそも、流産すると無排卵になるという事自体に明確な根拠はなさそうです。

ただ、一つ言えるのは、流産により、生理不順になりやすい身体になってしまっているのではないかという事。そして、その生理不順になりやすい理由というのは、元々ホルモンバランスを崩しやすいとされる体内環境です。

では、女性はどんな時にホルモンバランスを崩すのでしょうか? まずはやはり、肉体的ストレスでしょう。

流産と言っても、稽留流産だったのか、自然流産だったのか? さらに、子宮内容物除去術をしたのかしなかったのか? いろいろありますが、いずれにせよ、身体は激痛や多量の出血を経験しています。特に子宮内容物除去術に際しては全身麻酔を使いますから、それに対する肉体的疲労やストレスは中途半端ではありません。

また、ホルモンバランスを維持するには、バランスの取れた食事が必要不可欠ですが、妊娠初期にはつわりが酷く、食欲不振や偏食になりがちです。その栄養の偏りの付けが来て、すぐにホルモンバランスが戻らない事もあります。

ですが、これら以上に大きいのが精神的ストレスです。ショックと悲しみ、そして、自分への怒り、胎児や家族への申し訳なさ、そうした重いの全てがストレスとなり、頭から被さります。

そんな状態でホルモンバランスが正常に保てる方が不思議です。やはり流産後は、しっかりと心身を休め、バランスのいい食事をしながら体調を回復させるのが先決。

いろいろな思いはありますが、面倒な事、厄介な事は全て後回しにして、我が身を最優先に考えましょう。そのくらいの我が儘は、誰もが認めてくれるはずです。

事実、この流産後の心身のストレスを上手に回復させられなければ、今後の妊活に多大なる悪影響を与えます。せっかく再び妊娠しても、今度こそはというプレッシャーから、また流産してしまうのです。

さらに、三度それが続くと、「不育症」となり、妊娠継続が困難な身体となってしまいます。それを防ぐには、最初の流産はしっかり乗り切っておく事がポイントです。

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流産後の無月経にはどう対処すればいい? こう対処すればいい!

多くの人が、流産した後には、一過性の無排卵月経を引き起こします。けれど、それは時間の経過とともに改善されて行くのが一般的です。

通常、3ヶ月くらいで基礎体温が安定し、生理周期も安定するでしょう。そうなれば、新たなチャレンジに向けての準備は整ったという訳です。

ただし、掻爬手術を受けた場合、子宮内膜が傷付けられ、新しい子宮内膜が正常に形成されなくなっている事もあります。その場合は、月経不順が継続され、やがて無月経となる可能性もあるので、きちんと診察してもらい、適正な治療を受ける事が必要不可欠です。

また、不妊治療の末に妊娠した人の中には、元々排卵誘発剤をしようしなければ排卵しないケースも少なくありません。その場合は、流産したから無排卵になったのではなく、以前から排卵障害を抱えていた訳ですから、再び不妊治療が必要になります。

ですが、前回は医者要らずの完全なる自然妊娠だった人でも、流産後は本格的な不妊治療をする事で、より早く待望の赤ちゃんに会えるかも知れません。実際、流産後は子宮内がリセットされ、妊娠しやすくなるという説もまんざらではなく、排卵誘発剤による排卵の確立は約8割。そのうち半分がにんしんから出産にいたっているという医療機関もあります。

という事で、流産後の無排卵月経の対処法としては、まずは誰もが陥る状況だと思う事。一過性のものとして、深刻に悩まない事です。悩めば一層状況悪化させる事になりかねません。

次に、一息付いたら、再び基礎体温を毎日きちんと測る事。それで基礎体温が安定し、低温期と高温期が明確になれば、再チャレンジへの準備は整ったと思っていいでしょう。

ですが、3ヶ月以上の月経不順と基礎体温の乱れが続くようなら、婦人科を受診する事です。出来る限り因子を突き止め、適切な治療をする事。こうした事が流産を乗り越えてママになるポイントなのです。




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